寒い季節になると、あったかいご飯が恋しくなりますよね。あったかいご飯は気持ちもほっこり暖かくしてくれます。 子どもと一緒の時に作るキャンプ飯は「簡単にできること」「子どもと一緒に作れる事」も大切なポイントです。今回は、子どもと一緒に作れる、子どもが大喜びする簡単&あったかいキャンプ飯をご紹介します。どれも手軽に作れて、お腹も心も温まるメニューばかりです。キャンプ初心者さんでも料理苦手さんでも簡単に作れる方法を紹介しますので是非ご覧下さい。
トースト&スープ

トーストとスープもおうち朝食の定番メニューですが、外でみんなで食べるとまた一味違います。家と同じメニューの方が落ち着くお子さんもいますよね。スープがあるだけであったか朝食になります。
食パンはアレンジが豊富。バターをひとかけら入れて温めたマルチグリドルやスキレット、フライパンに食パンを入れて焼き目をつけます。バターにすりおろしたりスライスしたにんにくを加えるとガーリックトーストに、砂糖を加えるとシュガーバタートーストに、食パンを牛乳と卵の卵液に浸して焼くとフレンチトーストにとさまざまなバリエーションで作れます。大人が調理器具を準備してる間、子どもにはバターナイフを使ってバターを切ってもらいます。バターナイフだと包丁ほど危険ではなく、子どもがケガをする心配がなく安心して切る練習ができます。ジャムやクリームを塗る作業も子どもが楽しんでやってくれるので、子どもの好きなジャムやクリームを塗ってもらっている間に大人は何か別の作業をすることがでます。
子どもはコーンスープやパンプキンスープなど甘めのスープが好きな子が多いです。コーンスープやパンプキンスープは、スーパーに温めるだけのものも売ってありますし、お湯を入れるだけのインスタントスープもたくさん販売されています。カップスープにすれば洗い物もなく食べ終わったら捨てるだけなので、後片付けが簡単です。あったかいスープがあるだけで体も温まって気持ちもほっこりしますよ。
子どもに野菜をたくさん食べて欲しいときにはキャベツや人参玉ねぎを細かく刻んだコンソメスープがおすすめです。ベーコンやウインナーを入れるとボリュームも増して、子どもが喜ぶあったかスープになります。味付けは市販のコンソメを入れるだけです。
おにぎり・お茶漬け&味噌汁

おにぎりも定番の朝食ですが、おにぎりはご飯があれば簡単にすぐ作れます。キャンプの時のご飯は飯ごうやメスティンで炊いたりしますが、キャンプ初心者には火加減が難しく面倒な作業ですよね。吹きこぼれたり焦げついたりして飯ごうやメスティンでご飯を炊くのは私はあまり好きではありません。そんな時は湯煎がおすすめです。家で炊いたご飯をアイラップに入れておき、キャンプ場ではお鍋にお湯を沸かしそれを数分温めるだけ。数分で熱々ご飯の出来上がり。家にご飯がない場合はレトルトご飯でもOK。サトウのごはんもパックのまま湯煎で温められます。
子ども達と好きな具材を選んでわいわいおにぎりを作るのは楽しいですよ。うちの息子は、鮭、大葉、しそ昆布、ごまを混ぜたおにぎりが好きで、よく一緒に作ります。焼き鮭をほぐす作業やボウルに具材を入れていくのも、混ぜるのも楽しんでやってくれます。おにぎりを握る時は、普通に三角に握るのも良いですが、おにぎり型を使っていろんな形のおにぎりを作れるようにすると、子どもが自分の分だけではなく、家族分のおにぎりも作ってくれます。男の子が喜びそうなクルマ型、女の子が喜びそうなハート型やリボン型も売ってありますので、子どもと一緒に好きな型を探すところからも家族で楽しめます。
おにぎりではなくお茶漬けにすれば冷ご飯にお湯をかけることで熱すぎず、子どもがちょうど食べやすい温度になります。子どもは昆布や鮭、大人は明太子や梅と、のせる具材も変えられて簡単で美味しいです。旦那は鯛のお刺身を麺つゆで漬けたものを使った鯛茶漬けが好きです。お好みで刻んだネギ、海苔、ゴマ、わさびなどいろんな組み合わせで好みの味にできます。
家でたくさんおにぎりを作ってラップに包んでおけばキャンプ場で焼くだけで焼きおにぎりも作れます。味噌に大葉、鰹節、ごま、砂糖を混ぜて味噌だれを作っておけば味噌焼きおにぎり、出汁醤油やめんつゆを使えば醤油おにぎり、焼肉のたれをつけても簡単で美味しく出来ます。
味噌汁はインスタントもたくさんありますし、具沢山の豚汁にすれば野菜もたっぷり取れて大人も子どもも大満足の一品です。
パスタ

パスタは子どもたちにも人気のメニューで、家族全員で楽しめる万能な料理ですよね。 特に最近では、市販のレトルトパスタソースが充実していて、トマト系、クリーム系、ペペロンチーノなど、バリエーションも豊富なので、家族それぞれが好きな味を選べるのが魅力です。一度に複数の味を用意して「今日はどの味にしよう」「それおいしい?」などと話すのも、家族みんなで食卓を囲む際の楽しみになります。
さらに、寒い季節にぴったりなのがスープパスタです。 通常のパスタよりもスープパスタにすることで温かさが増し、寒い日には特に嬉しいメニューになります。 スープパスタは、具材の組み合わせや味付けのアレンジも自由自在です。作り方はとても簡単で、冷凍のシーフードミックスに、刻んだ野菜やきのこを入れて、コンソメスープの素、麺を足すだけで、うまみたっぷり具沢山のスープパスタが完成します。野菜は冷蔵庫に残っているものでOK。ブロッコリーやキャベツ、ほうれん草、または人参など、彩りを考えて選べば見た目もきれいに仕上がります。刻むのが面倒な時は 冷凍のミックスベジタブルでも良いし、ブロッコリー、人参、玉ねぎが入った洋風野菜ミックスもスーパーに売ってあります。
シーフードが苦手な時は、シーフードの代わりにベーコンやウインナーを使うのもおすすめです。 ベーコンやウインナーを軽く炒めてからスープに入れると、コクが増して美味しさがアップします。クリーム系のスープパスタなら、チーズを加えることでさらにリッチな風味を楽しめることができ、食卓が少し豪華になります。そして、仕上げに粉チーズや黒胡椒を振ったり、パセリを盛り込んだりするだけで、簡単なのに見た目もおしゃれに仕上がります。温かいスープパスタは、体も心もポカポカにしてくれる冬にぴったりのメニューです。
子どもにはしめじをバラしてもらったり、ベーコンやウインナーをキッチンバサミで切ってもらったりします。子どもに粉チーズや黒胡椒をかけてもらうときは、ドサっとかけてしまわないようにあらかじめ小皿に分量のものだけ出して手でつまみながらかけてもらいましょう。
ラーメン
ラーメンも子どもが好きな食べ物ランキングメニューにいつも入っていますよね。鍋があるなら卵や焼豚、カット野菜を加えて作る袋ラーメンも良いですし、アレンジ次第でより楽しくさらに美味しくなります。家族で買い物前にラーメンに何を入れるか話し合ったり、子どもが自分の好きな組み合わせが見つかるととても楽しそうです。
うちの息子はカップヌードルのチーズカレーヌードルが好きなので、キャンプでラーメンを食べるときは嬉しそうにチーズを増し増しにして食べています。
簡単にお湯を入れるだけのインスタントラーメンでも特別感があるのか、家であまりインスタントラーメンを食べる機会のないお子さんは特に喜びます。カップラーメンを作る待ち時間には、子どもの好きなキャラクターのシールを用意しておいてラーメンのフタを止めてあげると、子どもがおとなしく座って3分間待ってくれます。
子ども用のラーメンはミニサイズのものにして、残ったスープにご飯を加えて雑炊風やリゾット風にしてもおいしいです。
ホットサンド

ホットサンドもキャンプ飯の定番になっていますよね。その手軽さと美味しさに加えて、子供と一緒に作れるのが家族連れにおすすめのメニューです。キャンプサイトでも簡単に調理できるのが魅力で、パンに具材を挟んで焼くだけなので、料理が苦手な方でも気軽にでき、子どもたちと一緒に具材を選んだり、挟んだりする過程そのものが調理体験として楽しめ、自分好みの味を追求出来ます。
ホットサンドの魅力は、何といっても具材のバリエーションが無限大なところです。 定番のハムとチーズを組み合わせたシンプルなものから、カレーやシチューやパスタの残りを入れてみたり、コンビーフやツナなどの缶詰を使ったアレンジとアイデア次第でオリジナルの味を楽しむことができます。また、スイーツ感覚で楽しむホットサンドもおすすめです。例えば、ピーナッツバターやチョコソースとバナナを挟んで焼けばおやつにもなります、チョコレートとマシュマロを入れて焼けば、子どもたちが大喜びするホットデザートになります。
ホットサンドの中身入れるものの水分が多いと、食べる時に熱い汁が垂れてやけどをする可能性があるので、そこだけ注意して下さいね!
煮込みハンバーグ

ハンバーグでもあったかくて美味しいのですが、煮込みハンバーグにすることでさらにあったかい料理になります。ハンバーグは子どもから大人まで人気の定番料理ですが、これを煮込みハンバーグにアレンジすると、より一層温かい家庭料理に仕上がります。 特に寒い季節には、煮込み料理ならではの深い味わいや温かさが、体も心もほっとさせてくれますよね。煮込みハンバーグはボリューム満点なのに作り方も意外と簡単で、ソース次第で色々な味わいを楽しめるのが魅力です。 まず、通常通りハンバーグを焼いて軽く焼き目をつけたら、煮込み用のソースに入れてじっくり煮込むだけ。ソースは市販のデミグラスソースを使えば手軽に作れます、トマト缶やケチャップ、赤ワインを使って自家製ソースを作ると、より本格的な味わいになります。 また、具材を追加することで、煮込みハンバーグがさらに豪華な一品に。 例えば、玉ねぎ人参、じゃがいも、マッシュルーム、ブロッコリーなどの野菜を一緒に入れると彩りも良く、栄養バランスもアップします。ハンバーグは、デミグラス系やトマト系のソースとの相性抜群で、旨味をプラスしてくれます。煮込みハンバーグの良いところは、ソースをアレンジすることで味のバリエーションが広がります。例えば、和風にアレンジしたい場合は、醤油ベースの和風ソースやみぞれ煮風にできますし、シチューなどのクリーム系にすれば、洋食店のような上品な仕上がりになります。 シチューならパンやご飯との相性も抜群です。 テーブルに温かい煮込みハンバーグが出てくると、家庭の温かさを感じられるときになります。
私は家でハヤシライスを作って、その中に焼いた小さめハンバーグを入れて簡単煮込みハンバーグにしています。ご飯にかけても美味しく食べられます。
ミートドリア
リゾット
ピザ

ピザは息子が大好きなので、我が家の定番朝食になっています。子どもたちとピザ生地から作っても楽しいですが、我が家は簡単に市販のピザ生地にピザソースをぬり、チーズやベーコン、コーンなど子どもが好きそうな材料をのせます。材料を準備しておけば、息子が自分でやってくれます。焼くのは旦那におまかせ。マルチグリドルやフライパンで焼くとピザの裏面だけしか焼けないので、ガスバーナーでピザ表面にも焼き色をつけます。前日の残り物のカレーやミートソースで作っても美味しく出来上がります。
お友達とキャンプをする時も息子が得意げな顔で、みんなに手作りピザをふるまいます。みんなが「おいしい、おいしい」と食べてくれるので、ピザ作りが息子の自信にもなっているようです。
肉まん・小籠包

蒸し器やせいろがあればこどもが喜ぶホカホカの肉まんやピザまん、小籠包も簡単に作れます。蒸し器で蒸せば冷めたご飯ももっちりふっくらに温まりますし、子どもとは別に大人は蒸し野菜であっさり朝食を楽しめます。蒸し野菜のタレは焼肉のタレでもおいしいですし、ポン酢やドレッシングでも美味しくいただけます。肉まんやピザまんはもちろんですが、蒸したお芋やかぼちゃが好きなお子さん多いです。小籠包の他に蒸し餃子や蒸し鶏など子どもが喜ぶメニューがたくさんあります。
うちではポン酢に刻んだネギと生姜を混ぜてネギダレを作っています。簡単に作れるのにあっさりおいしいネギだれです。カットネギと生姜チューブにして刻む作業を省きもっと簡単に作ることも出来るし、練り梅を混ぜて梅ポン酢にすることもあります。マヨネーズに味噌とすりおろしたニンニクを加えればバーニャカウダ風のタレになります。
まとめ
ファミリーキャンプでのキャンプ飯は「簡単にできる」ことも大切ですが、”子どもが笑顔になるメニュー”を選ぶこともポイントです。 今回は冬の寒い時期にはありがたいあったかメニューを紹介しました。今回ご紹介したメニューは、どれも手間がかからず作れるものだけですので、ぜひあったかキャンプ飯の参考にしてみてください!家族みんなであったかいご飯を囲みながら、楽しい時間を過ごしましょう。