「キャンプを始めたいけど、何が必要?」「キャンプ道具はたくさんあるけど、どんなものを選んだらいいの?」
キャンプ道具選びは、できれば失敗したくないですよね。
今回はクーラーボックス選びのポイント、保冷力を保つコツを紹介します。
クーラーボックスは、食材や飲み物を新鮮に保ってくれます。キャンプでの楽しいひと時をサポートしてくれる相棒として、キャンプには欠かせないアイテムです。
ビギナーキャンパーさんや、今の道具が使いづらくて、買い替えを検討されている方は必見です。
クーラーボックス選びのポイント
クーラーボックスの種類
種類 | 特徴 |
ソフトタイプ | 軽量で持ち運びしやすい。折りたためてコンパクト。短時間の持ち運びに良い。 |
ハードタイプ | 頑丈で保冷力が高い。長時間保冷しておくときに良い。 |
サイズ
サイズ(容量) | ハード | ソフト |
小型(15Lくらい) | ソロキャンプ | 買い物、レジャー、スポーツ |
中型(30Lくらい) | 2~3人キャンプ | 少人数BBQ |
大型(40L以上) | ファミリーキャンプ | 大人数BBQ |
※食材や飲み物スペースの他に、保冷剤の容量も考えましょう。
素材
素材 | 特徴 |
真空断熱パネル | 保冷力は高いが、価格も高くなる。 |
発泡ウレタン | 真空断熱パネルより保冷力が下がるが、価格も安価。 |
発泡スチロール | 保冷力は低いが安価。 |
ポリエチレンフォーム | ほとんどのソフトクーラーボックスに使用されている。何層も重ねることで保冷力アップ。 |
数日間キャンプするのなら真空断熱パネルのクーラーボックスがおすすめだが、一泊のキャンプなら発泡ウレタンでOK。
・FIELDOOR NORTHEN COOLERBOX 42.5L
うちで使っているクーラーボックス。
42.5ℓサイズなので、3人家族には十分なサイズです。2リットルのペットボトル2本と、お酒やジュース、食材を入れています。
保冷力維持のため、お茶と水のペットボトルは凍らせて持っていきます。容器が膨張するのを防ぐため、ペットボトルの中身を少し減らしておくのがポイント。
このクーラーボックスは大人が座ってもビクともしない頑丈な作りで、キャンプ中は椅子がわりに使うこともあります。
このクーラーボックスは少し重いのと、2リットルのペットボトルが縦に入らないのがデメリット。ペットボトルを寝かせて入れることになるので、その上に他の物を置くことになり、取り出しにくくなってしまいます。それを改善するのに100均の収納ボックスをクーラーボックスの中に入れて使っています。
クーラーボックスの効率的な使い方
保冷力を持続させるコツ
①クーラーボックスの予冷
キャンプの前日にクーラーボックスや保冷バッグの中に保冷剤や氷を入れて、中の温度を十分に下げておきます。使用する直前にその保冷剤や氷を取り出し、当日用の新しい保冷剤を入れます。あらかじめクーラーボックスの中を冷やしておくことでクーラーボックス内の温度が効率よく保たれます。
持っていく飲み物や食品も、出発前にしっかり冷やしておくと、クーラーボックス内の温度が早く下がりやすくなります。 食材や飲み物も冷凍可能なものは冷凍しておくと、さらに保冷効果が持続します
②クーラーボックスは日陰に置く
直射日光が当たる場所は温度も上がってきます。直射日光を避けることで内部の温度を保ちやすくします。どうしても日が当たってしまう場合は、クーラーボックスにタオルや断熱シートをかけると良いです。
③クーラースタンドを使う
地面からの熱も内部の温度に影響します。気温が熱い日は特に、クーラースタンドで地面から離し風通しをよくすると内部の温度が上がりにくくなります。
④開閉回数を少なくする
用途別に複数のクーラーボックスを使用することで開閉回数を減らすことができます。ボックスの開閉回数を減らすことで、中の冷気を逃がすことが少なくなります。
取り出す順番を考えてよく使うものや頻繁に取り出すものは上部に、キャンプ後半まで使わないものは下の方に入れるなど、取り出す順番を考えてパッキングしましょう。
⑤保冷剤は一番上にのせる
冷気は上から下に流れます。効率よく冷やすために、保冷剤は一番上にのせましょう。保冷剤は、ホームセンターや釣具屋さんにあるものがコスパが良いものが多く、よく冷えて長時間長持ちします。
子連れキャンパーにおすすめの使い方
私がファミリーキャンプに行く時は、6缶入るサイズのソフトクーラーボックスと
42.5Lのハードクーラーボックスの2種類を使用しています。
キャンプ当日、持って行くものをまずはハードクーラーボックスに詰め込みます。
我が家はキャンプ場に着く前に道の駅などで買い物をすることが多いので、出かける時のソフトクーラーボックスには保冷剤だけ入れておきます。
キャンプ場に向かう途中の道の駅や、お肉屋さんで買い物した商品はソフトクーラーボックスの方に詰めます。
キャンプ場に到着したら、ソフトクーラーボックスのもの(買い物したもの)をハードクーラーボックスに、到着後すぐに飲みたいもの(息子のジュースとテント設営後に飲むビール)をハードクーラーボックスからソフトクーラーボックスに入れ替えます。
開け閉めが多いと中の冷気が逃げてしまうので、このやり方でクーラーボックスの開閉回数をできるだけ少なくしています。これで夕飯の支度をするまではクーラーボックスを開けなくてすみます。
ソフトクーラーボックスだけを持って子どもと川遊びやキャンプ場付近の散策に行くこともできます。
・DOD ソフトくらら
350ml缶が6本と保冷剤がぴったりと入るサイズのソフトクーラーボックスです。500mlのペットボトルも横に倒せば4本入ります。DODのロゴが可愛くてお気に入りです。
軽いので持ち運びしやすく、キャンプ以外にも子どもの運動会や海水浴、夏場のお出かけなどに大活躍しています。
まとめ
クーラーボックス選びのポイント、おすすめの使い方をご紹介しました。
種類、サイズ、素材からキャンプに行く人数や日数に合わせて選んでください。
保冷力を持続させる5つのコツを覚えておけば、中身が溶けてしまった、ぬるくなって食材をダメにしてしまったなどということはなくなるはずです。
最強のクーラーボックスを手に入れて、キャンプをより快適に楽しんでください。